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更新日:2024年2月27日
市役所には「自宅の花壇に野良猫が毎日フンをしており困っている。」「エサを与えていた猫が子どもを生んだ。子猫まで管理できないので保護してほしい。」といった相談が頻繁に寄せられます。
市役所には、動物の愛護及び管理に関する法律上、猫の捕獲や引き取りを行う権限がありません。
下記のページを参考に猫について理解を深め、各自で取り組みを行ってください。
飼い猫を外に出している飼い主の方は、感染症や交通事故、予期せぬ繁殖や猫同士のケンカなど多くの危険にさらしていることを忘れてはいけません。
飼い猫であっても可能な限り室内飼育に努め、多くの危険から守る努力をしましょう。
また、室内飼育の場合も、飼い主の方の責任で不妊去勢手術を実施することで、病気の予防やストレスの軽減になり、発情期の鳴き声の防止に効果的です。
『家庭動物等の飼養及び保管に関する基準「第5猫の飼養及び保管に関する基準」』には、猫の室内飼育に努めることが明記されています。
室内で飼育する場合も、突然の災害や逸走(脱走)に備えて日頃から迷子札やマイクロチップ等の身元表示(所有明示)をしておくことが必要です。
動物病院への移動中や、ドアを開けた際などに猫が飛び出し、迷子になることがあります。万が一のときに後悔しないよう、日頃から身元表示をして迷い猫にさせないようにしましょう。
首輪は引っかかりによる事故やケガを防止するために、力が加わると外れるタイプを使用するとよいでしょう。
猫の習性を理解し、猫の忌避(寄せ付けないようにする取り組み)を試みてください。
猫の殺傷や遺棄(捨てる行為)は、下記のとおり法律により禁止されています。
猫の殺傷
5年以下の懲役または500万円以下の罰金
猫の遺棄(虐待を含む)
1年以下の懲役または100万円以下の罰金
ホームセンター等で購入できるものでも猫の忌避は可能です。
用意するもの
(1)木酢液:500ml(2)唐辛子(細かくちぎる):10本程度
(1)および(2)をペットボトル等の容器に入れ、2日程度寝かせる。
水で4倍から8倍に薄め、被害が発生している場所に吹きかける。
(注)雨が降ると効果が薄くなるため、定期的な実施が効果的です。
あなたがエサを与える猫が周辺住民に被害を与えてしまった場合、その責任を問われることがあります。
猫は生後6か月程度で発情期を迎え、年に数回、1回の出産で3匹から5匹程度の子猫を生むことができる動物です。不妊去勢手術を行わずエサを与え続けると、1年後には10匹以上に増加する可能性があります。
飼い主のいない猫にエサを与える場合は、不妊去勢手術を実施しましょう。
不妊去勢手術の助成制度についてはこちらをご覧ください。
エサを置いたままその場を離れる「置きエサ」は絶対にやめ、管理する猫だけエサを与えましょう。
置きエサは外部からの猫の流入の原因になります。また、カラスなどが集まり、エサやごみを荒らされる原因になります。
猫に起因する相談で最も多いのは、糞尿被害に関するものです。
近隣に住宅が少なく、田畑や山林が多い場合も、管理する猫の管理する猫の頭数以上にトイレを設置し、毎日の清掃を徹底しましょう。
プランターに砂を入れたものでも代用できます。
また、庭がある場合は、土を掘り返し、ブロックで囲むことでトイレとして認識されやすくなります。
(注)他の人の土地や公共の場所でのエサやリは絶対にやめましょう。
(公社)福岡県獣医師会では、殺処分される不幸な猫を減らすため、また飼い主のいない猫との共生を目指す地域猫活動を支援するため、飼い主のいない猫に対して不妊・去勢手術の支援事業を実施しています。
手術の対象は、「あすなろ猫事業実施地区」に棲んでいる飼い主のいない猫とします。(外観上健康な生後6ヶ月以上の猫、ただし、飼い猫は対象外)。
一度不妊・去勢手術した猫を間違ってもう一度捕獲しないための印です。耳の先端を8-10mm幅でV字にカットします(オスは右側、メスは左側)。地域住民に手術済みである証明となり、地域猫活動について理解を得やすくなります。
メス1頭につき11,000円(税込)、オス1頭につき5,500円(税込)の自己負担で、飼い主のいない猫への不妊・去勢手術を行います。(耳先カット費用を含みます。)
(公社)福岡県獣医師会いのちをつなぐ委員会ホームページの抽選お申込フォームより申込み後、抽選により当選者を決定します。
申込方法や手術までの流れなどについては、(公社)福岡県獣医師会いのちをつなぐ委員会ホームページまたは協力病院である、かほまち愛犬病院へお問い合わせください。
一次募集
申込期間:令和6年4月15日~令和6年5月15日
手術期間:令和6年6月1日~令和6年7月31日
二次募集
申込期間:令和6年9月1日~令和6年10月1日
手術期間:令和6年10月15日~令和6年12月15日
支援上限は福岡県内で400頭を予定しており、一次当選で予定頭数の手術が完了した場合、二次抽選を行わない協力病院もあります。また、スケジュールに変更が生じる場合があります。
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。
公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ不妊手術事業」の詳細に関しては、【公式】さくらねこ無料不妊手術チケット|TNRどうぶつ基金マイページ(doubutukikin.or.jp)をご確認ください。
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