更新日:2025年9月5日
特定外来生物「セアカゴケグモ」に関する注意喚起
1.ゴケグモ類(セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ)の生態
(1)特徴
体長は約1センチメートル、全体的に黒く、背に赤色の帯状の模様
体長は約1センチメートル、背面は灰色及び黒色の様々で、斑紋を持つ
- どちらのクモも腹部腹面に赤色の砂時計型の斑紋を持つ
(セアカゴケグモ)(※環境省)
(ハイイロゴケグモ)(※環境省)
(2)症状
- 咬まれた時はほとんどの場合、針で刺さされたような痛みがあり、咬まれた箇所に熱感を感じることや紅斑を伴うことが多い。
- 経過はさまざまで、そのまま治まることもあれば、重症化することもある。
- 手や足を咬まれた場合でも胸部、腹部や全身に強い痛みを生じたり、けいれんを起こすこともある。
- 発汗、吐き気、高血圧、呼吸障害などを伴うことがある。
- 国内で、60件以上のセアカゴケグモによる咬傷事例が報告されているが、重症事例はない。
- 小児や高齢者は症状が重くなる恐れがあるので注意が必要である。
(3)生息場所
- 日当たりが良く、昆虫や小動物等の餌が豊富なところ。
- 排水溝の側面やふたの裏、水抜き管、プランターの縁などで、不規則な巣を作る。
(4)習性
- 攻撃性はなく、素手で触らない限り、かまれることはない。
(5)防除方法
- 清掃や花壇の手入れなど、屋外で作業するときは、ゴム製の手袋の装着や素肌を出さない衣服を着用する。
- ベランダなどに置きっぱなしのサンダル等を履く場合は、中にクモが入っていないか確認する。
(6)ゴケグモ類にかまれた時の処置
- 咬傷部分を温水や石けん水で洗い落して、できるだけ早く近くの医療機関を受診してください。
ただし、しびれや痛みが全身に広がった時には、救急車を利用してください。
(7)駆除方法
- 市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)をクモに噴霧するか踏みつぶしてください。
- 卵のうについては、卵のうを割りばしなどでつまみ、ビニール袋に入れ、ビニール袋の中に殺虫剤を噴霧後、踏みつぶしてください。卵のうを駆除したビニール袋は、よく縛って可燃ごみとして出してください。
飯塚市域内におけるセアカゴケグモの発見状況
セアカゴケグモに咬まれる等の人的被害はありませんでした。
確認された個体については、駆除が完了しております。
セアカゴケグモを万が一発見された場合には、危険ですから絶対に触らないでください。
日にち |
場所 |
個体数 |
令和7年7月14日 |
忠隈地区 |
9匹 |
令和7年7月29日 |
鶴三緒地区 |
6匹 |
令和7年8月25日 |
横田地区 |
1匹 |
令和7年8月29日 |
幸袋地区 |
1匹 |
令和7年9月3日 |
横田地区 |
約30匹 |
