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更新日:2024年1月19日
もしものときに、どのような医療やケアを望むのか、前もって考え、家族や信頼する人、医療・介護従事者たちと繰り返し話し合い、共有することを「人生会議」(アドバンス・ケア・プランニング:略称ACP)といいます。
話し合うことは、希望する医療やケアだけでなく、「日ごろから大事にしていること」「気がかりなこと」「譲れないこと」など、様々です。会議の場を設定しなくても、信頼する人へあなたの想いを伝えておくことが大切です。前もってあなたの想いを伝えておくことで、あなたが自分の想いを伝えられなくなったときに、家族や友人、医療・介護スタッフなどが、あなたの代わりに医療やケアを選択しやすくなります。
ただし、このような取組は、個人の主体的な行いによって考え、進めるものです。知りたくない、考えたくない方への十分な配慮も必要となります。
厚生労働省が、11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としています。
人は誰でも、命に関わる大きな病気やケガに見舞われる可能性があります。
重篤な状態になると、約70%の方が、これからの医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えることができなくなるといわれています。
そのため、自らが希望する医療やケアを受けるために大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。
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