更新日：2024年12月24日

介護支援専門員向け資質向上研修

要介護者等ができる限り住み慣れた地域で、最後まで尊厳をもって自分らしい自立した日常生活を送るためには、医療・介護・予防・住まい・生活支援といった多様なサービスが一体的に提供されるとともに、多職種が連携・協働しながら要介護者等を支援できるよう適切にケアマネジメントを行うことが必要とされています。

そのため、介護保険制度の基本理念である利用者本位、自立支援、公正中立等の理念を徹底し、専門職としての専門性の向上を図ることにより、利用者の自立支援に資する適切なケアマネジメントの実現に資することを目的として介護支援専門員向け資質向上研修を開催しています。

令和6年度介護支援専門員向け資質向上研修を開催しました

令和6年度は、「ヤングケアラー理解と支援」をテーマに2部制の研修会を開催しました。第2部のグループディスカッションの実施にあたっては、8月から10月まで、市と8名のファシリテーターによる会議を重ねたうえで、実施しました。

開催日：令和6年12月18日13時半から16時

場所：穂波交流センター大ホール

参加者総数：76名

第1部講演

飯塚市ヤングケアラー対応相談員から、ヤングケアラーの定義や実態の把握、支援や課題のほか、相談員として関わった事例についてお話を伺い、関係機関との連携の必要性や様々な視点が必要なこと、関わった利用者単体のみならず家族に関わる視点が必要であることを認識することができる内容でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2部グループディスカッション

介護が必要な方がいる2つの世帯の事例をもとに、「ヤングケアラーに該当すると思うか」、「その理由」そして、「この世帯に対して介護支援専門員として何ができるか」を8つのグループに分かれて、ファシリテーターを中心にディスカッションしました。

グループディスカッションでは、子どもの権利は守られているのか、子ども自身はどう思っているのか、介護支援専門員として、どの程度まで介入できるのか等、社会問題となっている「ヤングケアラー」について、判断の難しさも含め、多くの意見が交わされました。

参考：グループディスカッションで使用したヤングケアラー世帯を想定した事例1のイラスト